今回は、ドッグレッグホールの攻め方のお話です。
皆様、こんな経験ありませんか?ティーショットをちょっとミスって、遠回りした時の方が、結果的にスコアが良かったことはないですか?
コースマネジメントでの頭の使いどころは、スイングをどうするではなく、コースの攻め方とクラブ選択
結局、急がば回れの格言の通り。ショートカットは狙わず遠回りをする
100切り、90切りをするには、一か八かの攻めのルートよりも最小失点で守るルートも知っておく必要があります。
距離が残っても、2打目は狙いやすい。
グリーンまでのフェアウェイを広く使える。
遠回りすると、2打目の距離が残ってしまいますが、20ヤードぐらいの差ではないでしょうか?
遠回りは残り距離は長くなりますが、2打目はグリーンが見えて、フェアウェイを広く使うことができます。
20ヤード分なので、クラブが2番手上がりますが、ミドルアイアンがそこそこ芯に当てる技量があれば、そこまで難しいショットにはならないでしょう。
リスクを冒して20ヤード短い距離を手に入れたいのか、2打目を狙いやすい場所に置きたいのかを、ティーショットの前に考える必要があります。
ショートカットに失敗した時のリスクとは?
成功すれば残り距離も短くなりますが、失敗した時のリスクがあります。
例えば、
・木が邪魔になって曲がるボールを打たないといけない
・傾斜のキツいラフから打たないといけない
のように、難しいセカンドショットに陥るケースが多いです。
その結果、ミスの連鎖を生んでしまいます。
最悪は、横に出すだけという厳しい選択を迫られるケースもあリます。
上図のようなホールでは、フェアウェイバンカーも、右側のバンカーの方が優しいですよね。
ショートカットを失敗すると、大叩きの危険性があります。
ハイリスク・ハイリターンですね。
もったいないペルティを払わなくて済む。
ショートカット狙いが失敗して、林に打ち込んでしまえばロストボールになる危険性が高いです。
そもそもOB区域になっているホールも多いですね。
ペナルティを払う羽目になると、あっという間にピンチです。
バンカーや池なども巧みに配置されています。挑戦意欲を煽られて、設計者の罠に陥っていませんか?
自分の力量と、リスク度合いを天秤にかけて、判断しましょう。
時には、ショートカットを狙わないといけない状況もあると思いますが、リスクはしっかりと考えておきましょう。
有名なドッグレッグホール オーガスタナショナル13番ホール
引用元 https://www.masters.com
ペナルティを全力で回避している
世界的に有名なオーガスタナショナルの13番ホール、左ドッグレッグのPar5。左サイドをショートカットして、短いクラブで高速グリーンを狙いたいが、そこには林、ブッシュとクリークのハザード。
やはり急がば回れで、フェアウェイ右サイドを狙う選手が多い。右サイドの林に入ってしまってもグリーンが見通せるので、ミラクルショットも出ています。(2010年のミケルソンが有名ですね。)
ペナルティがなければ攻める 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース1番
日本でも有名なショートカットチャレンジのホールがあります。
中日クラウンズが開催されている、名古屋ゴルフ倶楽部の和合コースの1番ホールです。
左ドッグレッグホールで、左に背の高い林がありますが、林越えのワンオンを狙ってくる選手はいます。
ペナルティがないので、リスクが少ないと判断しているのだと思います。
林さえ越えれば、どんなライになるかはともかく、50ヤード以内のショットになるので、2オンはできると考えているからだと推測します。
ショートカットが成功すれば、バーディー。(もしくはイーグル。)
失敗しても、パーは取れる。(リスクは少ない。)
という考え方だと思います。
(まとめ)遠回りのようで遠回りではない。”急がば回れ!”
ヒント1
距離が残っても2打目が狙いやすい。
ヒント2
ペナルティを払わなくて済む。
両サイド池の時の攻め方はこちらから👇
【両サイド池】ティーショットはどっちを狙った方が良いか?
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