コースマネジメントでの頭の使いどころは、スイングをどうするではなく、コースの攻め方とクラブ選択
小さなバンカーは入りにくいですが、入ってしまうと厄介になることをお伝えしようと思います。
(厄介になる原因)スタンス、傾斜が難しくなる。
※スタンス:構える時の両足のこと
まるでお茶碗、フラットな場所がない。
前後、左右のアンジュレーションの影響を受ける
お茶碗のような小さなバンカーは、入ってしまうと、アンジュレーションの影響を受けます。
※アンジュレーション:地面の傾斜や起伏のこと。
・奥に入れば、左足上がり、手前に入れば、左足下り。
・左側に入れば、つま先さがり。右側に入れば、つま先あがり。
場合によっては、スタンスがバンカーの外になるケースもあります。
スタンスがしっかり取れた方が楽ですよね。ライもできるだけフラット(平ら)の方が楽です。
※ライ:ボールの置かれている状況
小さなバンカーは、スタンスとライの面で、楽にさせてくれないです。
入れるなら、大きめのバンカーです。比較的フラットで、スタンスも取りやすいです。
傾斜がキツい
小さなバンカーは、フラットな場所がないだけではなく、傾斜がキツくなるケースが多いです。
つま先下りや左足下りがキツくなります。
そのため、クラブを極端に短く持たないといけなかったり、スタンス幅を大きく広げないといけなくなったりします。
普段、練習場でもコースでもやらないアドレスを強いられるので、出すのがやっと、というシチュエーションになります。
また、小さなバンカーは、必然的にアゴも高くなります。
1ペナを払うような気持ちで、無理せず確実に出していきましょう。
小さいからと言って、油断しないように。
小さいので、入りにくいのですが、入ってしまうと本当に、侮れないです。
トーナメントコースで有名なバンカー
全英オープン(セントアンドリュース17番)トミーズバンカー
中嶋常幸プロが3日目にトップタイの優勝争いの中で、4打を費やす。
グリーンに向かって壁が立ちはだかっており、ボールを高く上げないとバンカーから出ない。
ジェネシスインビテーショナル(リビエラCC6番)
グリーンの真ん中にバンカーがあるホール。
大叩きする難易度ではないが、ボギーにはなりやすいため、プロは全力で避けており、バンカーに入るシーンはあまりない。
ザ・アメリカンエクスプレス(PGAウェスト・スタジアムコース16番)
小さいとは真反対のとてつもなく大きく、高さが18フィート(6m)もある、モンスターバンカー。
階段で、バンカーに降りていきます。
ミズノオープン(JFE瀬戸内GC18番)
最終ホールにあるフェアウェイ右サイドのバンカー。
ここに入れるとレイアップの選択肢しかなくなる。
イーグルもあれば、ボギーもある最終ホールなので、最後まで優勝争いを盛り上げてくれるバンカー。
(まとめ)小さいバンカーは入れるとスタンスが取りづらい。
ヒント1
お茶碗のように小さいバンカーは、スタンスがバンカーの外になったり、傾斜がキツいアドレスになりがち。
ヒント2
アゴも高く、1打で出すことに集中する。小さいバンカーを侮ってはいけない。まずは入れないこと。
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